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夏休み

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私が住んでいる小平市というのは、
東京の真ん中あたりに位置しているので、
早朝から車で飛ばせば、
2時間と掛からず富士五湖まで辿りつきます。

河口湖から山中湖を周り、
道志川という渓流で軽く川遊びをして帰って来るのが
最近お気に入りのドライブコースです。

この夏休みも早朝から河口湖まで飛ばしました。

さすが富士山麓、
吹いて来る風は都心とはまったく違う爽やかさ。
この高温多湿の時季に体感すると、
一段と有り難さが身に浸みます。

「ここに仕事場を構えたら、さぞかし捗るんだろうなぁ。」
ふと頭の中でそんな言葉が浮かびます。

そりゃそうでしょう。
快適な家を作ることを生業にしているのです。

しかし、同時に思い浮かびます。

「待てよ、たまに来るからこその快適さか?」

普段からこの爽やかさに慣れてしまったら、
都会に出たとき不快しか感じないでしょう。

どうやら損得を考えると、
普段は都心で頑張った方がよいのかもしれません。

でもどうかなぁ。

居心地の良さにどっぷり浸かりながら作ったら、
快適さの価値をもっとよく伝えられるのかもしれません。

さて、いったいどちらなのでしょうか。

今日で夏休みも終わり。
都心おオフィスで明日からお仕事再開です。


                 tam.
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クライマックスの1つ

ひと月とチョット筆を置いてしまいまいました。

一説には、
3大言訳というものがあるそうです。
・お金がない
・時間がない
・人てがない
そう、先手を打たれてしまうと、
返す一手も無いということで、
余計なことは言いますまい。

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さて、
先日「ゆ」のつく〜 という記事でご紹介した
杉並区の案件が無事に出来上がり、
昨日、お引渡を迎えました。

あのとき写っていた螺旋階段も
見事に出来上がっています。

これまで現場に来る度、
クライアントは、
「お邪魔します」と仰っていましたが、
昨日を持って、それも最後。

玄関のカギをお渡しすれば、
晴れて、彼等の家となります。

そんなことを象徴する場面が、
お引渡しを終え、帰る際にもおこります。


今までは、現場で打合せが終わると、
私達がお見送りしてきましたが、
今日は反対。

帰り際、道の曲がり角で振り返ると、
お渡しした家を背景に、
私達を見送ってくださるクライアントご一家の姿、

これも家づくりの中の
クライマックスの1つです。


でもこれで幕引きとはなりません。
次のクライマックスは、
ご一家の暮らし振りを拝見するとき。

クライアントとのお付き合いは、
これからも続きます。

            tam.


150809c.jpg  150809b.jpg

ならでは

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良い事なのか、
それとも悪い事なのかは判りませんが、
捨てるということに、
私はあまり抵抗がないのです。

こまめに整頓をする性質でもありませんが、
捨てる時は思い切り良くバサッと行きます。

都合のいいことに、
そんなところは、夫婦共に似た者同士ということもあり、
家の中が物でゴッタ返すという事態にならないのは、
まぁ、良い事でしょう。


一昨日の日曜日も、
予てより目を付けていたデスクの周りに手を付けました。

誰がやってもそうだろうと思いますが、
まずは捨てるもの、残すものを分けるため、
仕舞い込んだ品々をほじくり返すところから始まります。

しかしこれは、最初にして最大の難関。

「懐かしさ」という魔物が、
足を絡め取ろうと隙を伺ってきます。



そんな誘惑をノラリクラリとかわす中で、
久しぶりに上の絵を見つけたのです。

どこの家にもあるような、
子供がお父さんを描いたようなこの絵。

しかし、残念ながらウチに子供はいません。

その昔、担当した家づくりで、
幼い姉妹が描いてくれた私の絵なのです。
竣工が2005年でしたから、
あれから、ちょうど10年ということですか。

その頃の私は、
肩まで延びた長い髪を束ねていました。



有り難いことに、
このご家族からは、いまだに年賀状をいただいています。
今年は受験と書いてあったから、
お姉ちゃんが大学生になるということでしょう。

小学1年生と、幼稚園児という、
少しオシャマな姉妹の記憶と、
もうそんな姿は、どこにもなく、
2人ともすっかり大人になっているんだろう、
という想像。

その2つの思いが同時進行する心境は、
自分で言うのもなんですが、
なかなか趣きがあります。



どの職業もそれぞれに「ならでは」があるものですが、
これはまさに、

家づくりの仕事ならでは。

でしょう。
                
               tam.

イカロスの翼は溶けたけど。。

150618.jpg


昨日TVを見ていとき、
エアコンのCMに目がとまりました。

もう夏が目の前ですから、
そちらの業界は、商戦の真っただ中なのでしょう。

それにしても最近のエアコンは、
いろんな知能を身にまとい、
細やかに快適室内を作り出そうとするシステムは、
あれやこれやの目白押しですね。

でも、注目したのは、そっちじゃありません。
CM中の、こっちの会話。

自宅に帰宅したダンナが、ヨメに、
「そんな、陽向で昼寝をしてて、暑くないの?」
するとそのヨメは、
「大丈夫、どこに居てもエアコンが私を追い掛けてくれるから。」
とネコを抱えて気持ち良さそう。。。

って、おいおい!
室内に陽向が出来てる前提はマズイんじゃない?

いくら判りやすい場面をつくるためとは言え、
エアコンの使い方は、ちゃんと描いて欲しいものです。

これだけ原子力発電を止めようって声の上がるご時世。
出来るだけ電気などのエネルギーを使わずに、
涼しい室内を実現するのなら、

いの一番は「日射遮蔽」。

まずは直射日光を室内に入れないように工夫するのが肝要です。

太陽のエネルギーは、強烈なのですから、
夏は遮り、冬は取り込むという手を打つのが、何より先。

イカロスの翼だって、太陽の熱で溶けちゃいました。

人の作ったエアコンの力だけで、
自然の太陽に挑もうっていう姿は、
イカロスと同じ轍を踏んでいるような。。。

老婆心がウズきます。
           
                 tam.



「ゆ」のつく素敵なもの

150610a.jpg  

昨日の夕方、杉並区で建設中の家を訪れました。
先週は、いくつかのイベント的な工事があったのに、
オフィスから離れることができなかったから、
いつもより大きな期待を胸に向かいました。



私達が作る家は、
いわばプロのシェフが、
ご家庭の冷蔵庫にある食材で作る料理みたいなもので、
津軽海峡で猟師が一本釣で揚げたクロマグロ
みたいな建材を使用することなんて、
まぁ、稀です。

家づくりに湯水のようにお金をつぎ込む人なんて、
めったにいるものではありません。

そうは言っても、
ご家庭のディナーだって、たまには奮発したくなるもの。
「今日はすき焼き!」みたいな。
なんか、テンション上がってくるでしょ。



家づくりにも「ここぞ!」というところがありまして、
みなさん慎重な家族会議の末、
ファイナルアンサーと言わんばかりに、
作り手の私達に「決めました」とお伝えくださいます。

でも、そのようなイベントがあるのは、
良い事のようです。

清水の舞台から飛び降りるような想いは伝染して、
この家をしっかりと作り上げようと、
皆の気持ちがまとまるのです。



さて、この杉並の家の場合、
そんなものが、2つありました。

ひとつ目は、写真の螺旋階段。

2FのLDKに冬の陽射しが深く引込まれるためには、
この角に吹抜けを設けるべきだという事が、
シミュレーションで判りましたから、
その吹抜を階段室と兼用するためには、
螺旋階段が最適な選択肢だったのです。

しかし、スチールで、
しかもオーダーメイドで製作する螺旋階段は、
普通の木造の階段の2〜3倍の費用が必要です。

なかなかの清水の舞台でしょう。
それが先週、
ようやく現場に姿を現したのです。



ところが、もうひとつは、
螺旋階段以上に高い清水の舞台。

「ゆ」のつく素敵なもの。

あまりに想いが入りすぎ、
恐れ多くて、口にすることがはばかられ、
クライアントと私の間では、そう呼ばれているのです。

随分悩みました、
しかし「決めました。」と、お言葉をいただきました。

「いいんですね?」

「お願いします。」

そう、その名は「ゆかだん(床暖)」

あ、言っちゃった。。。



8月の半ばの竣工に向け、
この家の普請は、予定どおりに進行中です。

お盆の前後で、見学会には不向きな時季ですが、
この記事を読んでくれた方、
ぜひ見に来ていただきたいものです。


                  tam.
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